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NEWS

2026/03/04『白と黒の勤務評定 続編・片側交互通行編』

今日の現場は山道。

片側交互通行。

工事看板が立っているが、

ちょっと傾いている。

隊長は、林田。

資格はない。

だが声はでかい。

「よし!今日は安全第一や!!」

部下たちが並ぶ。

長松(も声だけデカいがちょっとビビり)

野高(方向音痴)

天音(なぜか笑ってる)

新人の

今谷(ガチ緊張)

久米次(空気読めない、いつも自由行動)

そして――

ベテラン、沼田(76)

来年ゾロ目。

資格持ち。

交通誘導2級。

だが今、座っている。

折りたたみ椅子持参。

⸻

「沼田さん、立ってください!」

今谷が言う。

沼田、うなずく。

「若いの、ワシは“流れ”を読んどる」

言いながら缶コーヒー開ける。

プシュッ。

まだ車来てない。

⸻

最初の車が来る。

林田、焦る。

「えーっと…どっち止めるんや?」

野高が言う。

「今、どっち工事中でしたっけ?」

全員、工事方向を確認。

工事の人が叫ぶ。

「どっちも止めてー!」

全員で棒を振る。

両方止める。

山道、完全停止。

シーン。

沼田だけ座ってる。

「止めすぎや」

⸻

長松、片側を流そうとする。

「どうぞー!」

逆側も流す。

車、正面衝突しそうになる。

天音、なぜか笑う。

「わー、近い近い」

林田、パニック。

「沼田さーん!!」

沼田、ゆっくり立つ。

ゆっくり。

本当にゆっくり。

そして小さく棒を上げる。

「はい、今はこっち。」

それだけ。

車、スーッと整列。

新人二人、目がキラキラ。

「すごい…」

沼田、また座る。

「ほな、任せた。」

⸻

昼前。

林田、張り切る。

「ローテーションや!今谷、前!」

今谷、緊張しすぎて声裏返る。

「と、止まってくださいぃぃ!!」

運転手びっくりして急ブレーキ。

久米次、なぜか拍手。

「止まりましたね!」

違う。

それは成功じゃない。

⸻

野高、無線をいじる。

「こちら野高、えーと…なんやっけ」

無線切れてる。

林田が叫ぶ。

「ちゃんと喋れ〜ちゃんと言え!!」

山に響く。

やまびこが返す。

「言え!!言え!!言え!!」

全員一瞬ビビる。

天音また笑う。

⸻

午後。

なぜか観光バスが来る。

全員固まる。

バスでかい。

でかすぎる。

林田、小声。

「誰がやる?」

全員、沼田を見る。

沼田、寝てる。

新人今谷が震えながら前へ。

棒を持つ手がガクガク。

その時。

沼田の目がカッと開く。

「今や。」

今谷、なぜかタイミング完璧。

バス、スーッと通過。

拍手。

なぜか工事の人も拍手。

沼田、また寝る。

⸻

夕方。

所長が様子を見に来る。

現場は意外と平和。

事故ゼロ。

渋滞ほぼなし。

所長が評価表を読む。

【林田:声だけ優秀】

【長松:勢い過多】

【野高:方向不明】

【天音:ずっと笑顔】

【今谷:震え合格】

【久米次:拍手係】

【沼田:ほぼ休憩】

総評。

「なんか知らんけど、うまくいっている」

林田が胸を張る。

「チームワークです!!」

沼田、目を閉じたまま言う。

「ワシのおかげや」

全員同時に言う。

「それはない。」

⸻

帰り際。

看板がまだ傾いている。

林田が直そうとする。

沼田が言う。

「傾きも大事や。完璧は流れを止める。」

誰も意味わからん。

でもなぜか納得。

⸻

今日も無事終了。

白と黒の制服が夕日に染まる。

林田が最後に叫ぶ。

「明日も御安全に!!」

一応は、全員オウ!って言うてみるが

いつもバラバラ、、、。

今日も1日御安全に!!!🐼

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